南加賀に生きる命の恵み-加賀の國ジビエ
南北に細長く伸びる石川県は、北部を能登地区、南部を加賀地区と大きく二つのエリアに分かれています。
加賀地区の中でも小松市、加賀市、能美市、川北町の4つの市町を「南加賀地域」とよび、その自然豊かな南加賀の山々に生息するイノシシのお肉を「加賀の國ジビエ」として皆様にお届けします。
南加賀のイノシシは、白山麓をはじめとした自然豊かな環境の中で育った、野趣あふれる味わいが特徴です。
南加賀地域で初めてイノシシによる被害が報告されたのは、平成10年のことです。その後、猪たちは年々その数を増やし、生息域を広げていきました。
出典:石川県「イノシシ捕獲頭数(有害捕獲と狩猟の合計数))」
要因としては耕作放棄地の増加やハンターの高齢化などが挙げられますが、イノシシが里山へと下りてきた結果、農作物被害が増えている状況となっています。
そのため、農家や猟友会の方々は「農作物の被害を抑え、田畑を守る」ことを目的にイノシシの捕獲を行なっています。
私たちは徹底した衛生管理のもので捕獲から搬入・加工処理・販売までを行い、自然からの恵みであるイノシシを活かすことで地域貢献をしていきます。
滋味
あふれるイノシシ肉
イノシシ肉は霜降りがなく肉と脂がくっきりと分かれ紅白が映えることから、縁起の良い食べ物として親しまれています。
国産のイノシシ肉の多くは野生のもので、それぞれ生息している環境や餌が違うため、肉の味にも個体差があります。その個体差を楽しむのが、ジビエの醍醐味であると私たちは考えております。
イノシシ肉の栄養価
イノシシ肉のカロリーと脂質は豚肉とさほど変わりませんが、鉄分は4倍、ビタミンB12は3倍も含まれています。また、コラーゲンも多く美容にも適しています。イノシシ肉は美味しいだけでなく、栄養という観点からも積極的に食べていただきたい滋味あふれるジビエなのです。
※イノシシ肉/豚肉の比較(豚肉を1とした場合)
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015版(七訂)」